バッハの『ゴールドベルグ変奏曲』をかけている。 私は、初めて聴く。 ピアノはウイルヘルム・ケンプ、1969年の録音だ。 明るく軽やかな演奏である。
合唱の練習だった。 通しで、暗譜で歌う練習をした。 楽譜を置いて、いきなりだ。 それでも、部分的に歌詞も旋律も覚えているところがあった。 来演される指揮者の演奏したCDも聴くことができた。 高いレベルの出来栄えのようだった。 カチッとして、しかもたいへんドラマチックで、また浮つかず、オーケストラを一つに引き上げていっているように思えた。 今までに聴いたなかでも、グッと心を掴むものがある。
この演奏に応えるためには、カッチリと歌わなければならない。
どれだけ練習できるか。 自己肯定感を持つようにしているのだが、肉体的な疲労感などには勝てないところがある。 体調を整えることも、仕事の一つとしてやってみよう。
今日も、寝は最低限足りていたのだが、なんとなくきつくて、あまり練習できなかった。 午後もちょっと横になっていた。
練習が終わったあと、気持の高ぶりもあり、また、夜の車の通りの少ない静かな路面を、タイヤが吸いつくように走るのも気持よくて、ちょっと走らせた。 Uターンして引き返す道は、西の空にかかった上弦の三日月が、きれいだった。 わずかに凹んだ弦の端の方では、望遠鏡無しだけどクレーターの凸凹が見えるような感じだった。 それだけ、今夜は空気が澄んでいるように思えた。 さっき天気予報を見たら、明日の最低気温は5度となっていた。 放射冷却が効くのだろう。
今終わった25変奏、少し前の21変奏は、耳に留まるものがあった。
今演奏されている28変奏もおもしろい。
今日、自己肯定感を持つようにした2日目であった。
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