明日は健診だ。 喉も乾いてきたし、口もさびしい。 が、食べ物は摂ることができない。
今、カーテンが、ゆっくり揺れる。 この部屋の前に小さい部屋を継ぎ足したので、境目の、元からある窓を開けておくと、外からの風が、どこからか入るようになっている。
外は、夜になって、時々風が吹いている。 少しに前は、「グイッ」と、大男が扉を開けるような、音がしたときもあった。 あんな音がするときって、風はどんな風に吹いているんだろう?
午前中、おふくろの薬をもらいに病院まで行って帰ったが、日に焙られたためか、えらかった。 おふくろは、調子悪いと言い、私を代わりに受診させようとしたが、病院に行って、受診は断った。 「おまえが、医者に私の様子を伝えろ」と、いうわけだった。
万事、この調子である。 自分に都合のいいように物事を考える。 それを自分では不思議に思わないのだから、傍迷惑もいいところだ。
薬を受け取る薬局の人が、こないだの、私たちの歌を聴いてくれていた。 どんなでしたかと聞いてみると、楽しそうに歌っていたとのこと。 これは、嬉しい感想だ。 それでも続いて、「だけどね、歌は、聴くよりも歌う方が楽しいの」と、言われる。 それはほんとうだろうと思う。 この人は合唱の経験がある人だから、余計にそう思われるのだろう。 合唱団の練習に誘ってみたが、「孫の世話で手いっぱい」と、言われる。 そんな歳なのだ。 私だって、普通だったらわからない。 普通は、もう世話焼きは卒業しているかな? 私も、そういう歳なのだ。
顔の小さいきれいな人だが、話しているとき、なおさら顔が小さく見え、また、なおさらきれいに見えたのは、どうしてだろう?
帰って昼食を並べたが、おふくろは食べず、ベッドに入ったきり。 並べる前に渡したきんつばは食べたのだが・・・・。
そのあとは洗い物もせず、横になったのだった。 朝していた洗濯物も忘れていて、夕方になって干したのだった。
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