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あ~あ、遅くなった。
今日は、台風がだいぶ沖を通って行って、おかげで、恵みの雨になった。 海岸に近いところでは床上浸水やら道路の冠水があったようだが・・・・・。 朝、風で飛ばされないよう、軽いものに抑えをした。 明日、皆、元に戻さなければならない。 明日は、台風一過の好天になるかもしれない。 こちらはこれぐらいで済んだが、この台風、東北地方に上陸するコースを進んでいる。 果物の落下や、稲作、その他の農作物への影響が、心配される。 風速2~30mと言っても、まともに食らったらすごい勢いだ。 決して侮ることはできない。 ここでも、「ゴーッ!」と、一気にすごい風が、何回か吹いた。 夕方、物置の奥にしまってあった、金属製の本棚を出してきた。 久しぶりに、物置の中をいらった。 しまったことも忘れていた組み立て用の板と桟も見つけた。 本棚は、本の整理をだいぶん前にして以来、出そうと思っていたのだった。 組み立てて、かなりの本を並べ直すようになる。 ゆっくりやろう。 棟方志功展(於山口県立萩美術館・浦上記念館 ~8月15日)。 このように作品に向き合うのは初めてであった。 雑誌のグラビアや、あるいははるか昔に『鍵』が雑誌に連載されていたころ、散見したことはあった。 目の当たりにしてみて、たまげてしまった。 その巨大なエネルギーに。 『十大弟子』に期待していたが、本物が来ているとは思っていなかった。 そして、本物が意外に小さいことにもびっくりした。 私は等身大かそれ以上だろうと思っていたのだ。 しかし、これは、見応えがあった。 1度見たぐらいでわかる代物ではない。 カタログを買って帰ったから、1人1人じっくり見てみたい。 が、いかんせん、カタログは小さすぎる。 だいぶ、目に焼き付けて帰ったが、1人1人の弟子についても何も知らないから、ほとんどわからない。 すでにグラビアなんかで知っていた、その形象を、直に、しっかり見てきた。 他の大作も、吉井勇や谷崎潤一郎の歌を作品にした柵(四国巡礼で、参詣したところに置いてくる証し(?)だったかに、なぞらえて、棟方は、自分の作品をこう呼んでいた)も、ていねいに見てきた。 岡本かの子の詩の柵はおもしろかった。 吉井の歌も、こういう柵にするとおもしろい。 谷崎の歌が格調が高いのも初めて知った。 しかし、私が一番印象に残ったのは、『門世の柵(安於母利<あおもり>妃の柵)』と『弁財天妃の柵』である。 それと、『御八大龍王妃神尊々之図』である。 後者は大和絵、絵筆による直筆である。 後者の火のような、光のような、はたまた花のような明るさには、目を奪われた。 顔も、少女のような初々しさだ。 しかし豊かである。 前二者は、棟方の代名詞のように言われているものだという。 棟方の作品は、仏教の世界観によって描かれているものが多いのだが、仏教を知らないと、よくわからないところがある。 が、この印象に残った3作品は、青森の土着の色彩と棟方の女性への信頼が生み出したもののようで、忘れられない作品になっていると、思う。 一目で、すばらしさが、感じられる。 決して巧まれていない。 素朴な色彩と、自然な線である。 後の作品の筆さばきなんか、思う様描かれているというか、その勢いがいい。 前2作品は、何も言うことが無いという感じである。 見ればわかる。 見る者を魅了する。 ほんとうに女性のすばらしさを描いている。 『モナリザ』よりもストレートで、しかしすばらしい。 開放感があって、存在感がある。 棟方は青森の人なんだということを、理屈でなく、感じ取った。 だから、土着性に根ざした作品の方が惹きつける力が大きいと思うし、しかしながら、仏教世界を描いたものも、青森人だから出てきた、線であり形象ではないかと、思う。 弘前市民会館だったかの緞帳のために描かれた柵なんか、構図もおもしろいし、色もおもしろい。 もっとも土着性豊かな作品が、もっともグローバルなものになるということが体現されているのではないだろうか? そう、会場に入って、作品に接して感じたものは、世界性だ。 これは、一個人とか一つの作品とかいうレベルのものではないなというのが、入って、まもなく感じたことだ。 すごいものを観てきた。 もっとも豊かな土着性の持っているすごさ! にほんブログ村 人気ブログランキングへ
by Silvergray777jp
| 2010-08-12 02:35
| 美術
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