カテゴリ
全体 トラウマサバイバー 進路 メンタルヘルス カウンセリング 健康 文化 文学 詩・句 音楽・舞踊 美術 映画 演劇 テレビ番組 社会問題 科学 自然 情景 思い出すこと 日常 旅 友人 おふくろ 仕事 庭仕事 料理 PC 車 卓球 いろいろ 不思議なこと 失敗 怪(?) 未分類 以前の記事
2016年 10月 2016年 09月 2016年 08月 2016年 07月 2016年 06月 2016年 05月 2016年 04月 2016年 03月 2016年 02月 2016年 01月 more... お気に入りブログ
アトリエkaguyawing おパリな生活 プチ撮り福岡そしてスケッ... 街の風景 ~横浜・東京篇~ ナカマサニッキ 非天然色東京画 そして今日も途方にくれる フランス存在日記 新しい発見 まさかり半島日記 のらねこ。 (野良にゃ... 但馬・写真日和 楽貧生活 SEHIDUP-SEMA... フランス生活便り ★ウルフのスナフ物語(... 吐息・・・ 天気晴朗なれど~ 専業主婦の本棚 rio’s story みちのくの大自然 shot & shot 村人生活@ スペイン デジカメつれづれ日記3 こころの色 九十代万歳! (旧 八... 陶工房「上名窯」通信・... ネコ!いつかは干支に・・・ パリの郊外暮らし トスカーナ 「進行中」 ... 散歩日和 田口ランディ Offic... larywa Bon Copain! ひつじ雲日記 たびねこ タスマニアで生きる人たち ネコは猫でも... (... sadwat blog 旅するように暮らしたい FOTO CYCHEDE... 黒い森の白いくまさん 陰翳の煌き *PONCHIKUISM* あに☆いもうと ありがとうはまほ(う)のことば かぼすちゃんとおさんぽ。 焚き火小屋の備忘録 木蔭のアムゼル 「tamawakaba.... 光と影をおいかけて 助手M1日記 ゆっくり生きる 農家の嫁の事件簿 +(ぷらす) ねこの撮った汽車 豆ズがやって来た!ニャア... ku-miru-hiku feel the wind 地球の子ども新聞 Colors of Se... アメリカからニュージーランドへ 世に倦む日日 日々のことなど。 森の小道 子育て探検日記... ちくわ部 おやこ3人。ねこ2ひき。 ふくとぽん 外部リンク
メモ帳
最新のトラックバック
ライフログ
検索
タグ
その他のジャンル
ファン
記事ランキング
ブログジャンル
画像一覧
|
「浮世絵名品300選」展を観てきた。 2時間立ちっ放しで、くたびれてしまった。 しかし、2時間では足らなかった。 もう2時間要るところだった。 しかし、前半の初期浮世絵はしっかり観たし、錦絵になってからの最盛期のものも、良く観た。 歌麿の『難波屋おきた』と、写楽の『三代目菊之丞の田辺文蔵妻おしづ』と『中山富三郎の義興妻つくば御前』が良かった。 後半に展示してあった北斎、広重はツーっと見て通るだけだった。
写楽の絵は初めて観たのだが、外側の、形象の美しさを描くのではなくて、その人物の内面を伝えているように思う。 「思い」が伝わってくるような・・・・・。 『おしづ』は、全くの私の印象だが、夫がどこかに出かけていて、その帰ってくるのを、そして、他人は疑っているのだが、夫が間違いを犯さなかったと伝えてくれるのを、信じて待っている姿のように思えた。 次の『つくば御前』は、姿態に惹きつけられた。 横向きで背中が反っているのだが、ほんとうに弓なりに、着物のひだでそれが表されている。 その緊張感が、この絵の特徴のように思う。 これも、形象の美を追ったものではなく、この人物の、このときの「思い」の必然から、この姿態になったのではないだろうか? 役者絵だから、写楽が、演者の、この一瞬を捉えたというわけだが、後者は、表情で「思い」を伝えるのではなく、姿態で伝えているのだ。 写楽の選んだ「伝えたいもの」が、私たちを惹きつけるのだ。 歌麿の『おきた』は、16歳の少女の初々しさが良く表れている。 ルノアールが少女を愛情を持って描いたように、しかしこちらの方では、むしろ歌麿の方がおきたに触発されて、初々しさをそのままに描いたように、私には思えるのだが・・・・・。 こんな絵があるなんてと、私は今日(27日、以下同)観に来た甲斐があったと、いうものだった。 もしかしたらこれは、浦上敏朗コレクションの1番の名品ではないだろうか? 観たい、観たいと思っていて、とうとう最終日になってしまった。 そしてそれも午後3時過ぎからと、ほんとうに最後の最後になってしまった。 それでも、若い来館者で、時間をかけて観ている人間もいたし、もしかしたら研究者かなと思われる年配の人も、時間をかけて観ていた。 作品集を買って帰ったが、1冊2300円、高い! しかし、展示されていず観られなかった作品も載っていて、少し、得をした気分にはなる。 が、実物とは色加減がだいぶ違うから、実物に越したことはない。 大きさも実物を見ておいた方が良い。 浮絵と言われる、西洋伝来の遠近法を駆使した作品の、線の見事さは、実物に接して伝わってくるものがあるし、さまざまな群像を描いた作品は、その精緻さ、躍動感が、図録では伝わらない。 くたびれたが、観に行って良かった。 にほんブログ村 人気ブログランキングへ
by Silvergray777jp
| 2011-11-28 01:22
| 美術
|
ファン申請 |
||