だいぶくたびれている。 1日中、横にならなかったから・・・・。
来客があったのだ。 おふくろへの客なのだが、私とも深い話ができる人だった。 私は、こういう人が好きだな。
おふくろの教え子で、大学の先生なのだ。 おふくろは耳が遠くて、話が聞き取れなかったようで、途中で他所を向いたりしていたが、それでも、ずーっと、帰られるまで傍にいた。
彼女にとっては、おふくろは、女性の生き方として、「私も、こういう風に生きたい」と思った人だという。 確かに、キッパリとしていて、男社会にたじろぐことなく立ち向かっていった人間ではある、おふくろは・・・・・。 私に言わせてもらえば、それは、優等生気質の続きで、ちょうど時代にマッチして、しかもその先端を行くと言うか、時代を先取りしていたところがあるわけだから、それは、颯爽としたものがあっただろうと、思う。 私には、得意満面たるおふくろの姿が、目に見えるようだ。
なにしろ、自分が1番なんだから。 当時は、時代の先頭をも行っていたわけだ。
日本が戦争に負けて、アメリカによる民主主義が持ち込まれて、官民挙げての労働組合も一斉に結成され、日本婦人の長年の悲願だった婦人参政権も、上から賦与されたのだ。
悪く言えば、戦後民主主義のアダ花の1人がおふくろなのだ。
最も進歩的な衣装をまとった自己中が、おふくろなのだ。
しかしながら、深い話のできる女性は気持がいい。 男性でも同じだが・・・・・。 何か、久しぶりに様々なことについて、それこそ熱心にという言葉が当たるような、突っ込んだ話をした。 5年以上になる、亡くなった友人との話以来かもしれない。
大風と、この辺りはそうでもなかったが大雨の日だった。
朝、ゴミ出しをしたプラスチックペール缶が、取りに行くのが遅れたら、道路を少し転がっていた。 行方知れずにならずに、良かった。
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